山梨県韮崎市、韮崎駅前の内科・消化器内科のクリニックです。

岩下内科医院

0551-45-8890
ニーラ
〒407-0015山梨県韮崎市 若宮1-2-50
JR中央本線「韮崎駅」駅前
韮崎市民交流センター(NICORI:ニコリ)内3階

消化器内科

上部消化管疾患

食道、胃、小腸、大腸などの消化管とそれ以外の肝臓、胆のう、胆管、膵臓の疾患を専門的に診療します。 食道炎、逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍、胃がん、食道がん、十二指腸潰瘍、大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患、肝炎、肝硬変、肝臓腫瘍、胆石症、胆嚢ポリープ、膵炎、膵腫瘍、ヘリコバクターピロリ感染検査と除菌療法などを行います。

 

逆流性食道炎

病名が示す通り、胃液が食道に逆流しその刺激で炎症を来す疾患で、最近とても増えている疾患です。
症状は胸焼け、呑酸(酸っぱい液が上がってくる)などの典型的なものから、咽喉頭異常感(のどの異物感)、咳など一見、食道とは無縁な症状までさまざまです。
程度の重い逆流性食道炎を無治療で放置すると、食道腺がんが発生する可能性も指摘されており、内視鏡による正しい診断と適切な治療が必要です。

 

慢性胃炎

胃の粘膜は、食べ物などの刺激で常に傷害を受け、慢性的な炎症をきたしています(傷が出来た状態)。この結果、本来あるはずの固有の胃粘膜が減ってしまい、これを萎縮(萎縮性胃炎)と言います。
また粘膜の傷が修復される過程で、胃粘膜が腸に似た粘膜に置き換わってしまうことがあり、これを腸上皮化生と言います。このような胃粘膜の萎縮と腸上皮化生が慢性胃炎の本態です。

最近では、慢性胃炎の本態である萎縮と腸上皮化生の発現に、ピロリ菌の存在が主役である事が分かって来ました。 ピロリ菌という細菌が胃粘膜に存在する事で、慢性的組織学的胃炎が生じ、萎縮・腸上皮化生がさらに進行していくのです。
萎縮・腸上皮化生・ピロリ菌感染の3因子が、程度の差を持って複雑に絡み合って形作られるのが慢性胃炎です。

さらにピロリ菌という細菌が胃の中にいると胃がん発生の原因になる事も分かって来ました。
慢性胃炎の治療も以前は、症状を緩和する治療に重点がおかれましたが(制酸剤、粘膜保護剤、胃腸異能改善剤など)、最近はピロリ菌が多く存在する時は、胃がんのリスクを減らすためにピロリ菌を退治する除菌療法も検討されることがあります。

 

ピロリ菌ってなに?

胃の中は強い酸性で保たれているため、生物は住みつくことができないと考えられていました。しかし、1980年代に胃粘膜の中に生息する「ピロリ菌」の存在が明らかとなり、この菌によって胃炎や胃潰瘍などが引き起こされていることが判明しました。
驚く事に、日本では約6,000万人がピロリ菌に感染しているとも言われています。

 

感染経路

口からの感染(経口感染)が挙げられます。しかし、その経路については様々な説があります。
中でも「内視鏡を媒体とした感染」が注目されましたが、日本消化器内視鏡学会から「内視鏡の洗浄、消毒に関するガイドライン」が発表され、感染予防がとりわけ厳重に行われるようになりました。
また、両親ともピロリ菌に感染している場合は5割、片親でも2割前後の児童に感染が認められています。 一方、同じ家庭内でも夫婦間での感染はごくまれであるとの報告もされています。

口から口への感染(歯垢や唾液からの検出)
糞から口への感染(糞便からの検出)
飲料水からの感染(水道水からの検出)
内視鏡を媒体とした感染

 

胃・十二指腸潰瘍

胃は、口から食べたものを強力に消化する反面、自分の胃壁は消化されないように守らなくてはなりません。 食べたものを消化する役割を攻撃因子(胃酸、ペプシン)、胃粘膜を保護する役割を防御因子(胃粘膜を被う粘液)といいます。
攻撃因子と防御因子のバランスが崩れた時、自分の胃壁が傷害され深い傷になった状態を潰瘍と言います。
以前は、攻撃因子である胃酸分泌が過剰になる事が、バランスを崩す主因と考えられてきましたが、最近は慢性胃炎の項で既述したピロリ菌と消炎鎮痛剤が、胃の正常な粘膜防御と修復機能を崩壊し、胃酸の攻撃を受け安くしてしまう、と考えられています。
症状は、空腹時の上腹部の痛みです。十二指腸潰瘍の場合は、背中の痛みとして自覚することもあり、整形外科的な疾患との鑑別が重要です。
放置しておくと、出血したり(吐血)、傷が深くなり胃壁を貫き(穿孔と言う)、腹膜炎を併発したり、胃の出口が狭くなり食事が通過しなくなる(幽門狭窄)ので速やかな診断、治療が必要です。
治療は、胃酸の分泌を抑制、阻害する薬剤(H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害剤)、粘膜保護剤、胃腸機能改善薬を適宜組み合わせます。
最近では、ピロリ菌感染がある場合は、菌を退治する除菌治療も併せて行うようになりました。

 

食道がん

食道に発生する悪性の疾患で、扁平上皮がんが多い。アルコール過剰接種、喫煙が誘因となる。少ないが、既述した逆流性食道炎に伴い食道の末端が本来の扁平上皮から胃のような粘膜に置き換わり(バレット食道)、ここから腺がんが発生することもある。
症状は、徐々に進行する嚥下障害(飲み込みにくい)、体重減少である。治りにくいがんのひとつで、外科的手術・放射線治療・抗ガン剤投与を組み合わせて治療に望む。
最近は、早期発見すれば内視鏡的に切除も可能な時代になっており、定期的な内視鏡検査が大切です。

 

機能性胃腸症

食後の膨満感・上腹部膨満感・腹部の違和感・腹痛などを訴えで来院し、内視鏡を含めた精密検査を行っても明らかな病変を認めない患者さんが増えています。
往々にして「疲れがたまったのでしょう」とか「余り気にしない方が」等と積極的な医学的アプローチがなされないまま、症状は消えず、辛い思いをされています。 現在は、このような状態を機能性胃腸症と定義し、治療を必要とする疾患であるという概念が確立しました。
積極的な治療を怠ると、苦痛から気が滅入ったり、職場での仕事の能率に悪影響を与えるなど見過ごせない状況になるからです。しかし、原因を含め、まだ不明な点も多く、より踏み込んだ病態解明、治療法の開発が急がれています。
治療には時間を要しますが、「精神的なもの」と自己診断せず、なるべく早く医師にご相談下さい。

 

大腸ポリープ

良性ですが、腫瘍で構成されたポリープ(腺腫性ポリープ)です。 大きくなるとがんになるので、発見された場合は早急な切除が必要です。
医学用語として「ポリープ」という場合は、消化管内にできた隆起性病変(でっぱった病変)すべてのことをいいます。そのでっぱりの成分ががん、腺腫、過形成、粘膜下腫瘍のいずれであっても「ポリープ」とするのが正式なこの用語の本来の定義です。
しかし、大腸の場合、でっぱった病変のほとんどが「腺腫」なので、「大腸ポリープ」=「大腸腺腫」と思っているドクターも多く、それで話しが通じてしまうこともあるため、あえて訂正する必要はないかもしれません。

 

大腸がん

大腸がんとは大きく分けると結腸がんと直腸がんの二つがあります。 盲腸からS状結腸までにできるがんを結腸がんと呼び、直腸から肛門までにできるがんを直腸がんと呼びます。
どちらもあわせて大腸がんと呼びます。どちらも腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍です。

以前、日本人の大腸がんは直腸がんが多かったのですが、近年は欧米人の様に結腸がんが多くなってきており、大腸がん患者は増加の一途をたどっています。
統計上ではがん死亡第2位の胃がんの数字を上回るのはもはや時間の問題であるとも言われています。

大腸がんは隆起型と陥没型とがあり、前者はゆっくりと進行するが、後者は腸壁内層に食い込んでいくタイプで進行が極めて早いタイプです。
大腸がんリスクが高くなる年齢は、50代から多く見られ、60代から70代でピークになります。
しかし他のがんと同様大腸がんも若年化がすすんでおり若いからといって油断するのは禁物です年代に関係なく定期健診を受けることが大事です

大腸がんは比較的根治率は高いほうです。早期発見すればほぼ治ると言っても良いほどです。
しかし、がん死亡数では常に上位です。治りやすいがんなのになぜ死亡者が多いのでしょうか?

それは単純に発生率もかなり高く大腸がん患者は年々増えているからです。
いくら治りやすいがんでもそれ以上に発症率が高ければデータには死亡者も増え るのは当然です。それだけ急激に増えているのが大腸がんなのです。

 

大腸がんの進行度(ステージ)について

大腸がんは腸の内側の粘膜から出て次第に深部(腸の外側)に向かって進みます。
がんが粘膜とそのすぐ下の粘膜下層と呼ばれる部位までにとどまっていれば「早期がん」、それよりも深部の筋肉層より深くまで達している場合が「進行がん」です。
しかし粘膜下層に達するとリンパ節転移の可能性が急に高くなるので、進行度は以下のようにステージ分類されています

ステージ 0: がんが粘膜にとどまるもの(早期がん)
ステージ 1: がんが大腸壁にとどまるもの
ステージ 2: 大腸壁を越えているもの
ステージ 3: リンパ節転移のあるもの
ステージ 4: 肝、肺、腹膜など遠隔臓器に転移のあるもの

 

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、主に大腸の働きに何らかの異常が生じて便通異常が起こる病気で、男女ともに発症しますが、どちらかといえば比較的女性に多い傾向にあります。
過敏性腸症候群を発症すると、消化管全体が様々な刺激にとても敏感になります。 そのため、ほんの少しの刺激で腸が痙攣を起こすようになります。
過敏性腸症候群の原因として精神的なストレスや食事、薬による刺激などが挙げられます。
とりわけ、一番大きな原因となっているのは脳も消化管に強く影響を及ぼしていることから、精神的なストレスと考えられています。

 

潰瘍性大腸炎

大腸が何らかの原因で炎症を起こし、粘膜に潰瘍やびらん(潰瘍の軽いもの)ができる病気です。 比較的20代~30代に多く見られます。
症状として血便、粘血便、下痢、腹痛が潰瘍性大腸炎が見られます。
まず、1日に何度もトイレに駆け込む下痢の症状から始まります。 ひどい下痢に悩まされているうちに、症状はさらに悪化し、便に血や膿、粘液などが混じるようになります。
そして、頻繁に腹痛(特に下腹部痛)が起こります。 さらに進行すると、体重減少や貧血、発熱、吐き気、嘔吐、頻脈といった全身症状が現れてきます。

pagetop