大腸内視鏡検査について

生活、食習慣の変化から日本でも大腸疾患が増加しており、日本では大腸がんが急増しています。 胃がんを抜いて、日本人のがんによる死亡原因の1位になるのも時間の問題と言われています。
肛門の違和感や出血を、痔だと思い込んで放置したり、大腸の検査はつらいというイメージで精密検査を避けた結果、大腸がんを進行させてしまう前に早期の診断は欠かせないと考えております。
上部消化管内視鏡検査に比べて準備が必要な事、肛門から挿入する事にたいする恥ずかしさ、苦痛を伴うのではないか?という不安から検査を躊躇われる方が多いようです。
胃内視鏡は毎年検査しているのに、かの理由で大腸内視鏡検査をせずにいて、進行した大腸がんになるまで気づかなかった患者様もおります。
胃も大腸も同じく消化器官なのでどちらも定期的な検査計画が大切です。 また、大腸がん以外でも治りにくい大腸の慢性炎症(潰瘍性大腸炎、クローン病)が若い人の間で増えています。
血便、治りにくい腹痛、排便異常などを自覚した時は、積極的に検査を受けることをお勧めします。
当院では、最新の電子内視鏡装置による大腸内視鏡検査を行い、肛門疾患を含めた総合的な大腸疾患の診断、治療を行っております。
ただし、下部消化管内視鏡的切除術は行っておりませんので、あらかじめご了承ください。